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途上国・大都市防災ユニットでは、開発途上国をフィールドとした防災に関する研究を行っています。貧困問題や未成熟な制度といった開発途上国特有の課題と防災を結び付けた研究や、開発途上国にある材料を使ったインフラの開発をするなど、開発途上国の環境に合わせながら、レジリエントな都市をつくるための研究を行っています。並んで、国内外において、大都市特有の防災に関する課題や大都市スケールでの防災に関する研究も実施しています。
途上国・大都市防災研究ユニットは開発途上国と大都市という2つの異なる場をフィールドとして研究、活動を行っています。開発途上国の大都市をフィールドとする場合もありますが、開発途上国、国内外の大都市と別々のフィールドとしての研究も行っています。開発途上国、大都市といった場は一見全く異なる場に見えますが、災害が発生すると甚大な被害をもたらす、多くの事象が複雑に絡み合っており、災害への対応が一筋縄ではいかないといった共通点があります。当ユニットでは、このような開発途上国、大都市の防災面での特性を分析し、それに合わせた制度や技術を研究・開発することにより、災害による被害の軽減を目指しています。
・インドネシアの泥火山災害噴出泥をコンクリート材料として活用するための研究(スラバヤ工科大学との共同研究)(藤山知加子)
・開発途上国における海岸保全に関する研究(鈴木崇之)
・インドネシアの貧困コミュニティの災害への対応力強化に関する研究(松行美帆子)
・ダッカの地区別災害対応力評価(SATREPS)(松行美帆子)
・タワーマンションの管理組合による防災対策に関する研究(松行美帆子)
・ダナン大学との防災と持続的発展社会に関するシンポジウム「Symposium on Disaster Mitigation and Sustainable Societies」の開催(2022年9月5日)
・JICA SEED-Netによる大学院共同教育プログラム:ホーチミン市工科大学、横浜国立大学、ヤンゴン工科大学、JFEスチールの4者連合によるJICA SEED-Net事業において、2019年度より大学院共同教育プログラムを実施