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高潮や津波、また、洪水災害などに対する沿岸防災や橋梁の空力振動や通行車両への影響評価などの強風防災等を対象とし、室内実験や現地調査、また、数値シミュレーションを駆使し、メカニズムの解明やそのモデル化、予測手法の開発などを行い、防災・減災の向上に取り組みます。
日本は、台風などの強大な気象擾乱によって強風災害,水災害が頻発します。強風による鉄塔の倒壊、家屋屋根や建物外装材の損傷、列車・車の横転など、また,台風による高潮のみならず津波や洪水などにより人命、財産は大きく脅かされるとともに社会経済システムを混乱させます。水・風・火災害研究ユニットでは,これら強風,水災害のメカニズムを解明し、抑制・低減の方策を研究し、安心・安全な社会に貢献することを目的としています。
・海岸保全,沿岸環境保全に関する研究を継続的に実施している。
・国際共同研究についても力を入れている。
・強風防災については、強風時に橋梁上を走行する車両の走行安全性について重点的に研究を実施している。
〇論文
・砂の締固めと粒径が養浜形状変化に及ぼす影響に関する実験的研究(鈴木崇之ら, 2022年)
・波・流れによるモノパイル基礎局所洗掘および対策工効果の実験的検討(青木健太ら, 2022年)
・東京湾奥部における湧昇時連続観測からみた水塊構造に関する考察(林 宏樹ら, 2021年)
〇受賞歴
・令和3年度土木学会論文賞
・橋梁上の車両に関する強風時の数値流体シミュレーションと安定解析(金惠英ら, 2021年)