都市イノベーション学府修了生の横山藍さん、Irene Sondang Fitrinitiaさん、松行教授、田中伸治教授の共著論文「Assessing the Impacts of Climate-Induced Resettlement on Livelihood Vulnerability: A Case Study in Jakarta Special Province,  Indonesia」が『International Journal of Disaster Risk Reduction』に掲載されました。

この論文は、インドネシアのジャカルタにおいて、気候変動の対応策としての事業に伴い、洪水常襲地区から公共アパートに移転した人々にアンケート調査を実施し、その洪水への脆弱性がどのように変化したかをLivelihood vulnerability indexを用いて評価したものです。

安全な場所への移転に伴い、洪水からの脆弱性、トイレのある住宅に住むことにより健康面での脆弱性は改善されましたが、近隣に住む親戚の数などの社会的ネットワークの喪失、失業者の増加などの面で生活の脆弱性が増したという結果になりました。

https://doi.org/10.1016/j.ijdrr.2023.103946