地震・地下防災研究ユニットでは、分野横断での研究プロジェクト創設を目的に、異なる専門性を有する教員同士が互いの研究成果を紹介し合う、勉強会を定期的に開催しています。

第4回目の本勉強会（2023/7/19）では、杉本訓祥教授から建築分野のRC造建物と耐震性に関するご自身の研究成果をご紹介いただきました。

特に余裕度の小さい設計の場合に地震により梁・柱接合部の内部に損傷が集中すると、見た目で判断しにくく、また、補修・補強も困難です。

そこで、梁・柱接合部の地震力による損傷のメカニズムを解明し、損傷部を接合部からずらす方法を解析と実験から研究されています。
土木分野においても、RCラーメン高架橋の中層梁など類似の形状のRC構造物があり、土建融合の勉強会ならではの質疑応答が活発になされました。

現在はユニット内部での勉強会に留まっていますが、今後は学外の研究機関等との交流も計画していますので、ぜひ本ユニットの活動に注目していただければと思います。